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なっち&るんのおうち

なっち&るんのおうち

夜中の電話

「そばにいてもいいですよ!」NSに言われる。
最初は帰らずひかるのそばにいよう!と思ったが、
私がいてもパニックになるだけ、だったら帰宅して気持ちを落ち着かせよう!
検査が終わり次第電話が来る予定だった。
電話が来たのは深夜12時頃!
「電話で話せるような事ではないので、病院に来てもらえませんか?」だった。
都会と言う事もあり、夜中に歩いていくのはやっぱり少し怖かった。
着くと、K先生、H先生、忘れたがもう1人先生がいた。
たしか神経の先生だったと思う。

結果は、「手術の後遺症以外、原因が見つからない。」だった。
私は一時的なものって言ってほしかった。
でも、ショックはショックだったけど、命が助かった。と思うようにしたら、少しは気が楽だった。

いつもはポンポンと言葉をかけてくれるK先生が、ほとんど口を開く事がなかった。
私は、何か気にさわる事を言ってしまったのか、心配だった。
それをH先生に聞くと、K先生はそんな先生じゃないし、もしそれで怒る先生ならいい先生ではない!ときっぱり言ってくれた。
最初はH先生のこと、いやだな~、話しずらい先生だ!って思ってたのに、
その時は頼りにしてた自分がいた。
H先生は、「麻痺の事は僕らが気づくべきだったのに、気がつかなくてすみません。」と私に対し、きっぱり謝った。
医師はなかなか謝らない!と思ってたのに、
H先生は自分で謝った。なかなかできることじゃない。



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